2024.5.12 5月11日(土)、酒井直樹コーネル大学名誉教授をお招きして、講演会&ワークショップを早稲田大学で行いました。タイトルは "The Locale of Transnationality: the politics of heterolingual address"。「国際和解学」プロジェクト「哲学・心理学班」が主催しました。今回はジェンダーとエスニシティ班とグローバル・ヒストリー班も合同です。ワークショップタイムには若手たちから途切れなく質問、意見が出て、とても活発な議論が行われました。国際和解学プロジェクトは4月より本格始動、野尻が「哲学・心理学班」を主幹し、毎月一回、若手研究者たちの留学に備えたセッションを開始しています。活動状況は、近日中に立ち上げ予定のプロジェクトwebサイトに掲載いたします。酒井直樹教授講演会&ワークショップ 2024
2024.5.5 Radio PiXOL「テツガクシャの御用聞き」アーカイブの公開を開始しました。好評だった2022「テツガクと私」篇、2023「テツガクへの期待」篇の全16回分の放送をアーカイブ公開。いつでもどこでもRadio PiXOLのあの放送空間をお楽しみいただけます。Radio PiXOL テツガクシャの御用聞きアーカイブ
2024.4.1 3月25日(月)-29日(金)、野尻が米国ジョージ・メイソン大学カータースクール(Jimmy and Rosalynn Carter School for Peace and Conflict Resolution)に参加してきました。早稲田大学梅森直之教授と同行しました。国際先導研究「普遍的価値と集合的記憶を踏まえた国際和解学の探究」プロジェクトのための取材、および先方の教授陣と日本の若手研究者たちを受け入れてもらうための打ち合わせを行いました。また野尻自身の研究の新展開(神経哲学/神経政治学)についても共同研究の打ち合わせを行いました。2024 Spring Peace Week
2023.11.21 先にご紹介した野尻英一&高瀬堅吉による論文 "Understanding Sensory-Motor Disorders in Autism Spectrum Disorders by Extending Hebbian Theory: Formation of a Rigid-Autonomous Phase Sequence" がアメリカ科学振興協会 AAAS(American Association for the Advancement of Science)のニュースリリース・サイト EurekAlert! で紹介されました。AAASは世界最大級の学術団体で著名な科学雑誌『サイエンス』の発行元です。本研究室の業績が AAAS で紹介されたのは、初めてです。祝!初AAAS!!
◯ EurekAlert!: Unraveling autism spectrum disorder mechanisms through rigid-autonomous phase sequences
2023.11.18 基盤研究B科研費ジジェク・プロジェクトによる「第6回ジジェク研究会」を開催しました。今回は、また『もっとも崇高なヒステリー者』についてのデータベース検討と、片岡一竹さんによる研究発表「「イチとバチとだ(Ça passe et ça casse)――《他者》の去勢としての絶対知から幻想の彼岸の欲動へ」を土台に議論行う研究会を行いました。ジジェクの絶対値理解を巡って、イポリット、コジェーヴ、バタイユ、さらには西田幾多郎と活発な議論がなされました。
2023.7.11 8月20日(日)に、本研究室大学院生のサショ・ドリンシェク君が「ヨーロッパ日本研究協会2023年国際大会」(EAJS 2023 conference)で、発表します。"The authenticity of desire: on how Kaneko Fumiko transcended the egoist philosophy of Max Stirner"。Phil_14 German Philosophy and Modern JapanセクションのSession 1 Sunday 20 August, 2023, 18:00-19:30です。EAJS 2023 conference
2022.3.15 野尻英一の論文 "Imagination and Humans: Critique of the Political Economy of Memory and Imagination Part II" が出版されました。ダウンロードはresearchmapから行えます。researchmap
2022.11.24 12月3日(土)4日(日)大阪市中央公会堂で「2022 人間科学サミット in OSAKA あつまれ、ひろがれ、人間科学」が開催されます。大阪大学人間科学部創立50周年記念行事でもあり、また全国の人間科学部のネットワークを設立する記念行事でもあります。どなたでも参加できます。全国の人間科学系学部の入学案内資料なども配布していますので、受験生、高校生のみなさんもぜひどうぞ。2022 人間科学サミット in OSAKAイベント情報
2022.7.29 7月29日(土)万博記念公園 Living Parkで、学期末のゼミ・バーベキューを行いました。楽しかったです!リビング・パーク
2022.6.27
7月3日(日)京都ヘーゲル讀書會・令和四年度夏期硏究例會において、高橋一行氏(明治大学)の研究発表「S. ジジェクはヘーゲルをどう読んでいるか」において野尻英一が、特定質問者を務めます。ヘーゲルにおける否定性と後期ラカンにおける現実界の関係について、ジジェク Less Than Nothing: Hegel And The Shadow Of Dialectical Materialism (2012)(未訳) amazon.co.jp、『性と頓挫する絶対: 弁証法的唯物論のトポロジー』amazon.co.jpといった最近の著作の解釈が議論の中心となりそうです。参考図書:高橋一行『カントとヘーゲルは思弁的実在論にどう答えるか』(ミネルヴァ書房、2021年)amazon.co.jp
2021.3.6
野尻英一が国際ワークショップ The Development of Reconciliation Studies in East Asia(東アジアにおける和解学の展開)で発表しました。タイトルは An Approach to Reconciliation Study from Philosophical Psychology: Toward the Ground of Memory, Empathy, and Civilizational Transference(哲学的心理学からアプローチする和解学:記憶・共感・文明論的転移の「場」へ向けて)。アジア、ヨーロッパ、米国など世界中から200名近くのメンバーが集まる盛況となりました。The Development of Reconciliation Studies in East Asia
2021.1.9
研究室主催により「第七回構想力と精神病理学研究会」を開催しました。自治医科大学より心理学の高瀬堅吉先生に発表をしていただきました。高瀬堅吉「学習・記憶の神経基盤と発達障害」。野尻も応答発表を行ないました。野尻英一「哲学理論における認知、記憶、共感:from Kant to Nojiri」。15名参加。哲学と心理学の間で活発に議論が行なわれました。研究プロジェクト